﨑津教会は、長崎の建築家・鉄川与助によって設計されたゴシック様式の教会で、現在の教会は、1934年(昭和9年)、フランス人宣教師ハルブ神父の時代に再建されました。「海の天主堂」とも呼ばれ、教会が建つ漁港一帯は、1996年(平成8年)、日本の渚百選「キリシタンの里 﨑津」に選ばれ、2001年(平成13年)には、日本のかおり風景100選「河浦 﨑津天主堂と海」、2011年(平成23年)には、天草市﨑津の漁村景観が「国の重要文化的景観」にも選ばれています。
隠れキリシタンの貴重な遺物を集めた資料館です。
3面マルチスクリーンでは、町の風土を紹介し、祈りの声(オラショ)とともに再現した隠れ部屋では、当時の強い信仰心をとらえることができます。
現在の建物は昭和8年に完成したロマネスク様式白亜の天主堂です。宣教師として来日し、天草へのキリスト教伝導に生涯を捧げたガルニエ神父が私財を投じて建立しました。今でも天草キリシタンのシンボル的な存在であります。
北に妙見浦、南に白鶴浜海水浴場を望む西海岸の景勝ポイントです。与謝野鉄幹(天草の十三仏のやまに見る 海の入日とむらさきの波)・晶子(天草の西高浜のしろき磯 江蘇省より秋風ぞふく)夫妻の歌碑もあります。
春には桜を観賞できます。また、日本の夕陽百選の一つで白鶴浜を赤く染める夕日を眺むことができます。